新NISA

 2019年に金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書をきっかけとして、「老後2,000万円」問題が話題となりました。報告書には「老後20~30年間で約1,300 万円~2,000 万円が不足する」という試算が含まれていました。
年金の他に2,000万円の資産を形成するには、若いときから投資をすることが近道であり、政府もNISA等の投資を勧めています。

 NISAとは、個人の投資による株式・投資信託等の配当・譲渡益等を非課税とする税制優遇制度で、今年の税制改正において改正が行われました。
令和6年1月1日からの新NISAは、非課税期間が無期限となり、年120万円限度の安全性重視型の「つみたて投資枠」と、年240万円限度の自己責任型の「成長投資枠」とになります。両枠併用は可能です。
なお、無期限化に伴い、非課税保有限度額が、両投資枠全体で1800万円(成長投資枠のみでは1200万円)の制限が設けられました。

 令和5年末までの旧NISAは新NISAとは別建てなので、令和5年12月31日までで終わりとなり、以後は5年(一般NISA)、20年(つみたてNISA)の非課税期間満了経過とともに旧NISAは課税口座にその時の時価で移管されることになります。
 とは言え2023年中に旧NISAをはじめれば、生涯非課税で運用できる金額が増えることになります。少しでも早く積立投資を始め、少しでも多くの非課税枠を確保したい方は、新NISAを待たずに旧NISAに挑戦してはいかがでしょうか。